医師の転職に役立つ資格やスキル

医師の場合、所属する大学の医局から派遣される形で職場が決まることが多いのですが、医局をやめて自分で就職先を探したり、就職先を変えるために転職を考える人は多いようです。また、診療科を変えたり、働き方を変えたいという理由で転職を考えるケースもあります。いずれにしても、医師の転職にも役立つスキルや資格があります。できるだけ希望に合った職場に転職し、かつ有利な条件で働くためには、目に見える形で自分の能力をアピールする必要があるのです。

医師の転職に役立つスキルと言えば、筆頭に挙げられるものが、内視鏡のスキルです。胃や腸などの消化器の検査や治療に内視鏡は欠かせない分野であり、ニーズは非常に高いからです。人間ドッグや各種検診のスキルも重要です。問診や結果説明、画像診断、読影、眼底を読める能力があると転職は有利になります。

医師の転職に役立つ資格と言えば、各学会認定の専門医、指導医資格は欠かせません。自分の診療分野の高いスキルや知識、豊富な臨床経験を証明してくれます。専門医や指導医資格を持っていると、転職が有利になるだけではなく、給与に反映される場合も多いです。認定産業医資格は最近注目を集めています。

医師の転職に役立つ能力や経験としては、救急医療の経験や在宅医療に対する柔軟な姿勢も外すことはできません。現在日本の救急医療は崩壊の危機にあり、医師の全体人数が増えているにもかかわらず、この分野の医師不足は深刻です。また、救命救急科専門医でなくても、通常の医師として日当直勤務を果たすには救急医療の経験が不可欠です。高齢化が進む中、通院が難しい患者さんを訪問して治療を行う在宅医療は、外来、入院に次ぐ第三の医療として利用者が急増しています。担当する医師に対するニーズも高いのです。